電柱詩人 on Hatena_Blog 

たとえ人が私を見て 「醜い」と眉を顰めたとしても 私はそこに立ち続ける

双極性


時々思うのです
私は孤独の中にいると。
とても寂しく思うのです


時々思うのです
私を一人にしておいてくれと。
とても煩わしく思うのです


時々思うのです
みなが私を嫌っているのだと。
とても苦しく思うのです


時々思うのです
だれかが私を待っているのだと。
とても嬉しく思うのです


時々解らなくなります
今沈む夕日を送っているのか
やがて昇る朝日を待っているのか


たぶんどちらも正しいのでしょう
つまりどちらも違っているのでしょう


あるはずのない答えが見つからないので
私は時々悲しく思うのです
私は時々楽しく思うのです




photo by 賑町笑劇場>町の夕焼け