電柱詩人 on Hatena_Blog 

たとえ人が私を見て 「醜い」と眉を顰めたとしても 私はそこに立ち続ける

2018-01-01から1年間の記事一覧

いなずまのなみ

今、誰かの声が 私の体をすり抜けて 誰かのところへ向かって行った うれしい、かなしい たのしい、さみしい ありがとう、ごめんね こんにちは、さようなら さっき、誰かの言葉が 私の体を通り抜けて 誰かのところへ届けられた 賑町笑劇場:夕暮れ時の鉄塔

3.8cm

遠い昔に 私から千切れていったお前は 私を見つめたまま 後ずさりに遠離って行く 声も聞こえない彼方まで 去ってしまったというのに お前はそんなそぶりも見せずに じっとこちらを見ている 私がいくら声をかけても手を伸ばしても お前には届かないと判ってい…

アルファポリス 第11回エッセイ・ブログ大賞にエントリーしております。

アルファポリスさん主催の「第11回エッセイ・ブログ大賞」に、 このブログでエントリーいたしました。 開催期間は1ヶ月間。 開催期間中は読者投票、アクセス数などにより、ポイントが集計されます。 ポイント数により 「大賞」(賞金10万円/アルファポリス…

はてなダイアリーのサービスが終了になるので「電柱詩人」はこちらにお引っ越ししてきたのです。

「電柱詩人(http://d.hatena.ne.jp/ohimesama/)」でお世話になっていた「はてなダイアリー」のサービスが、来春終了します。 詳細:2019年春「はてなダイアリー」終了のお知らせと「はてなブログ」への移行のお願い ともあれ、今まで利用させて頂いたこと…

Hallo World

小さな箱の中の新世界で 目覚めてしまった 今日の自分に挨拶を 深い眠りの底の古い世界を 置いてきてしまった 明日の私に祝福を

蠢く

仰ぎ見る青い天井はどこまでも高くて伸ばしても指先は決して届かなくて届かない自分が悔しくて掴めない空が羨ましくて悔しがる自分が悲しくて憧れの空が疎ましいほの暗い闇の中で天を見る目玉は青い炎を色をしている 仰ぎ見る灰色の天井はどこまでも遠くて伸…