電柱詩人 on Hatena_Blog 

たとえ人が私を見て 「醜い」と眉を顰めたとしても 私はそこに立ち続ける

雑踏

世界は叫びに満ちている。 客引き、演説、主張、否定、悲鳴、嘆き、怒り、悲しみ、喜び。 世界には音が溢れている。 高々と物語る声、朗々と歌う声、かき鳴らされる弦、打ち鳴らされる鼓。 世界には叫びが満ち満ちている。 私は叫ぶ、声を限りに。 世界には…

水楢の幹を削る

正義とは何か。 芸術とは何か。 娯楽とは何か。 創作とは何か。 総ては靄の中だ。 目に見えるものは信用できない。 耳に聞こえるものは信頼でない。 手に触れる物は信憑できない。 曰く、不可解。 前の無い靄の中で それでも前に進みたいと 這いつくばって …

「あの電車に乗って、あの橋を越えて」の朗読ムービーが公開されました。

「あの電車に乗って、あの橋を越えて」の朗読ムービーが公開されました。 著:神光寺かをり 朗読:吉岡麻耶さん プロジェクトの詳細はこちら https://novelup.plus/campaign/kotobanochikara-pj/ 【関連記事】 ohimesama.hateblo.jp

ノベルアップ+の「令和元年台風19号 被害支援プロジェクト」に参加しています。

株式会社ホビージャパンが運営する小説投稿サイト「ノベルアッププラス」で開催されている「令和元年台風19号 被害支援プロジェクト」に 「真田大石」「あの電車に乗って、あの橋を越えて(当ブログから転載した作品)」にて参加いたしております。 このプロ…

あの電車に乗って、あの橋を越えて

いつものように出かけよう 仕事をしに 食事をしに 買い物をしに 楽しんでよろこんで笑おう いつものように帰ろう 我が家に 実家に 故郷に 楽しんで喜んで笑おう あの橋がまた架かったら いつものように出かけよう いつものように帰ろう 賑町笑劇場>>別所線

異世界転生

この世をば 仮寓《かりや》とぞ思ふ 手の内の 言の葉にこそ 吾《われ》は棲《す》みける 賑町笑劇場>>古い原稿用紙 追記というか、推敲というか……。 この世こそ 仮寓とぞ思ふ 手の内の 言の葉にこそ 吾は棲みけり この世をば 仮寓とぞ思へ 手の中の 言葉の…

歩く。

見上げれば星の光眺めれば街の灯 道中半の我が手には冷たい小さな明かり 握りしめて進む 賑町笑劇場写真素材素材分室>photo22

いなずまのなみ

今、誰かの声が 私の体をすり抜けて 誰かのところへ向かって行った うれしい、かなしい たのしい、さみしい ありがとう、ごめんね こんにちは、さようなら さっき、誰かの言葉が 私の体を通り抜けて 誰かのところへ届けられた 賑町笑劇場:夕暮れ時の鉄塔

3.8cm

遠い昔に 私から千切れていったお前は 私を見つめたまま 後ずさりに遠離って行く 声も聞こえない彼方まで 去ってしまったというのに お前はそんなそぶりも見せずに じっとこちらを見ている 私がいくら声をかけても手を伸ばしても お前には届かないと判ってい…

アルファポリス 第11回エッセイ・ブログ大賞にエントリーしております。

アルファポリスさん主催の「第11回エッセイ・ブログ大賞」に、 このブログでエントリーいたしました。 開催期間は1ヶ月間。 開催期間中は読者投票、アクセス数などにより、ポイントが集計されます。 ポイント数により 「大賞」(賞金10万円/アルファポリス…

はてなダイアリーのサービスが終了になるので「電柱詩人」はこちらにお引っ越ししてきたのです。

「電柱詩人(http://d.hatena.ne.jp/ohimesama/)」でお世話になっていた「はてなダイアリー」のサービスが、来春終了します。 詳細:2019年春「はてなダイアリー」終了のお知らせと「はてなブログ」への移行のお願い ともあれ、今まで利用させて頂いたこと…

Hallo World

小さな箱の中の新世界で 目覚めてしまった 今日の自分に挨拶を 深い眠りの底の古い世界を 置いてきてしまった 明日の私に祝福を

蠢く

仰ぎ見る青い天井はどこまでも高くて伸ばしても指先は決して届かなくて届かない自分が悔しくて掴めない空が羨ましくて悔しがる自分が悲しくて憧れの空が疎ましいほの暗い闇の中で天を見る目玉は青い炎を色をしている 仰ぎ見る灰色の天井はどこまでも遠くて伸…

さよならをしよう

ああ 今日はもうおしまい 二度と無い今日に 永遠のお別れをしよう そうしたら振り向いて 二度と無い明日に 挨拶をしよう photo by 賑町笑劇場>夕焼け 電柱詩人にご投票頂ける場合は↓こちらのバナーから投票フォームへ

明日は晴れるか、雨降りか

違うということを知っているから 同じにはなれない 違うということを知っているまま 同じ場所にいたい photo by 賑町笑劇場>薄墨の雲、暗い茜の残照 電柱詩人にご投票頂ける場合は↓こちらのバナーから投票フォームへ

十柱戯

あの 天指して立っている この場所の象徴の 真下に広がる屋根が 泣き出しそうな空から 守ってくれているのだと 知ることもなく 頭上を塞ぐ天井を だだ恨めしげに 睨みつけている photo by 賑町笑劇場>ボウリング場の裏まで来い。 電柱詩人にご投票頂ける場…

歌う

硬く 冷たく 鋭く 高く その身を震わせ 小さく 強く 済んだ声音の その大元は 溶けて たぎった 暗闇 深く その身を横たえ 広く はかなく 遠い昔に 置いてきて とうに忘れた 涙の熱さ photo by 賑町笑劇場>レーザーワンド電柱詩人にご投票頂ける場合は↓こち…

地獄の釜の蓋もあく

さあ踊ろう この日ばかりは なにもかにも忘れて 仕事も学校も 任務も指命も つらいも悲しいも 嬉しいも楽しいも 全部忘れてしまえばいい さあ踊れ この日ぐらいは 電柱詩人にご投票頂ける場合は↓こちらのバナーから投票フォームへ

だから手を伸ばす。

その空はあまりにも高くて 僕の手は何も捕まえられない その空はあまりにも高くて 僕の言葉はどこにも届かない その空はあまりにも高くて 僕の体はここに立つことができない photo by 賑町笑劇場>金網初出「その空はあまりにも高くて」2006年09月01日電柱詩…

たどり着けるか解らない

麓からみたその頂は 目もくらむほどの高みにあって どこまでもどこまでも 先は見えず 振り返れば 来た道は短く 振り仰げば 頂は手が届きそう 登り詰めたその先にも まだ道があると 誰かの声が言った 小さな山に 今日もしがみつく photo by 賑町笑劇場>遊具 …

人はそれを言い訳と呼ぶかもしれない

しっかりと 現実を掴み締め 今は行けない あの空を見ている photo by 賑町笑劇場>電柱の上

遠い火

夢を見ているそう思って眼を閉じた 瞼の裏の 血潮が見えた 眼を開くと 宵闇に抱かれていた 閉ざそうとした瞼の薄い隙間に 消え残った星が一つ 確かにそこにあった

アルファポリス 第10回アート大賞にエントリーしております。

年に一度の恒例行事、 アルファポリスさん主催の「第10回アート大賞」に、 このブログと、 ブログのネタ(写真配布)元である 賑町笑劇場とでエントリーいたしました。 開催期間は1ヶ月間。 開催期間中は読者投票、アクセス数などにより、ポイントが集計され…

入院してました&退院しました。(再掲気味?)

※この文章は、「お姫様倶楽部Petit・賑町笑劇場」更新記録 http://jhnet.sakura.ne.jp/meotomanzai/bbs/ ぴあすねっとNAVI更新記録 http://jhnet.sakura.ne.jp/kousin/ サークル銭さん家ブログ http://b.dlsite.net/RG28701/ 小説家になろう活動報告 カクヨ…

#あたりまえポエム

空がこんなに青いのはきっと晴れているからだね。photo by 賑町笑劇場>空に電線 すいません、ほんの出来心です(苦笑)↓発端↓雰囲気に騙されちゃう!? #あたりまえポエム 22選https://twitter.com/momentsjapan/status/836006795772489729 今朝のめざましテ…

ボーダー

夢か現か知れなくなって 夢か現か確かめたくて 空に向かって手を伸ばし 空を掴んで目を覚ます あれはあったことなのか これは起きたことなのか いまこの掌の中には 湿気を含んだ一握りの空気photo by 賑町笑劇場>電線と花火(ピンぼけ/手ぶれ)

アルファポリス 第9回アート大賞にエントリーしております。

年に一度の恒例行事、 アルファポリスさん主催の「第9回アート大賞」に、 このブログと、 ブログのネタ(写真配布)元である 賑町笑劇場とでエントリーいたしました。 開催期間は1ヶ月間。 開催期間中は読者投票、アクセス数などにより、ポイントが集計され…

ここまで歩いてきたのだもの、ここから先だって行けるだろう

出かけよう 遠くへ行こう ここではない所へ そう思って、ずっとバスを待っているんだ。 雨が降っても 日が照っても 月が冴えても 一人きりで、ずっとバスを待っているんだ。 誰かに連れて行って貰いたくて 自分だけで進む勇気はなくて それでも進みたくて そ…

#お前らしくないツイートをしろ

君に繋がっているって思うだけで 指先が離れていても リボンが途切れていても ずっと一緒にいられるphoto by 賑町笑劇場>「ハートのリボン」を加工

カクヨムに小説を投稿しています。

はてなダイヤリーへの投稿が久しぶり過ぎて、簡単なはてな記法をすっかり忘れている神光寺です。カテゴリ分けの方法はこれで良かったのでしょうか(苦笑) *1 さてこの度、はてなさんとKADOKAWAさんがタッグを組んだ小説投稿サイト「カクヨム」のアカウント…