電柱詩人 on Hatena_Blog 

たとえ人が私を見て 「醜い」と眉を顰めたとしても 私はそこに立ち続ける

probably

どこかに通じていると思う。 たぶん、きっと。 違う場所かも知れないけれど 離れた場所かも知れないけれど 元いた場所かも知れないけれど どこかにたどり着けると思う。 たぶん、きっと。 photo by 賑町笑劇場>田舎道

ニュークリア・フュージョン

遙か彼方で 凄まじいことが起きていて 気付かないままに 恩恵を受けているphoto by 賑町笑劇場>光が飛散する

繰り返す

今まで幾つ夕日を見送ったかって? 朝日を出迎えたのと同じ数だけさ。photo by 賑町笑劇場>電柱の向こうに沈む夕日

Déjà vu

いつかどこかで見たような つい昨日のことだったろうか それともずっと以前のことなのか あれはこの世にすでに無い物か確かどこかにいたような 遠い昔のことだったろうか それとも明日のことなのか これはこの世に未だ無い物かphoto by 賑町笑劇場>電線と割…

ここは覚悟の決め所 暁目指して走るのか 旭に背を向け進むのか 右に折れるか 左に行くか いっそぴたりと止まろうか。photo by 賑町笑劇場>国道18号線 田町交差点

隙間

あそこから何か落ちてきそうで 手を伸ばしてみても きっと何も起きないと わかってはいるけれど それでも眺めていたくてphoto by 賑町笑劇場>切り裂く

視覚

在るもの無いもの見えていて 無いもの在るもの見えなくて 目に映っても見ておらず 目に入らなくても見てしまう 脳漿の裏から消え失せて 方寸の奥に焦げ付いたphoto by 賑町笑劇場>屋根の上の幻日

何処までも

遠くへ、遠くへ 遙か彼方へ 続く、続く つい此方までphoto by 賑町笑劇場>晴天を突き刺す鉄塔

似た者同士

似ている所があったから惹かれたのでしょうか。 惹かれたから似ている所がわかるのでしょうか。 それとも 一緒にいたから似てきちゃったのでしょうか。 そうだとしたら これから先、もっとずっとそっくりな 瓜二つになって行くのでしょうか。 楽しみ、楽しみ…

やれるだけのこと

幾分かお手伝いしましょう。 不安なときに、心配なときに。 手を引っ張って 体を張って 守って差し上げることは 到底できませんけれども。 それでも 幾分かお手伝いしましょう。 ちょっとだけ、見晴らしが良くなるように。 photo by 賑町笑劇場>カーブミラー

そのまた上に

見上げる上に上がいて 上の上にも上がいて 上り詰めても詰めずとも 頭の上には上がいて きりがないから前を見るphoto by 賑町笑劇場>雨降り電柱

bow&arrow

空の弓には「弦」がない。 つがえられても飛び立てぬ。 地べたの矢には「筈」がない。 弦があったとて飛び立てぬ。photo(2009/05/30撮影)

空似

違うけど同じ 同じだけど違う 近いけれど届かない 届かないから側にいるphoto by 賑町笑劇場>電信柱と並ぶ木

それでもいいさ

ずっとここにはいられない。 明日はここにいない。 忘れて貰ったって構わない。 今はあなたの役に立てている。photo by 賑町笑劇場>木の電柱

薄明かり

強さも大きさも関係ない。 重要なのは、輝いていること。 薄闇の中でも 暗雲の中でもphoto by 賑町笑劇場>夕暮れ

独り。

自分はこの世に独りきりと 悲しんでみたり 強がってみたり いきがってみたりつながっている絆を 見て見ぬふりphoto by 賑町笑劇場>電柱一本。