電柱詩人 on Hatena_Blog 

たとえ人が私を見て 「醜い」と眉を顰めたとしても 私はそこに立ち続ける

狐の独り言

手の届かないところにある君を
胸の奥底で味わった。


紫の珠の一粒は
目がしょぼしょぼするほど渋かった。

彼女は
僕になるのを嫌っている。


紫の珠の二粒は
頭がくらくらするほど甘かった。

彼女は
僕になるのを喜んでいる。


紫の珠の三粒は
心がちくちくするほど酸っぱかった。

彼女は
僕の勝手を怒っている。

photo by 賑町笑劇場>アメリカヤマゴボウ
初出「その空はあまりにも高くて」2006年10月22日


アメリヤマゴボウ(亜米利加山牛蒡)
ヤマゴボウヤマゴボウ属の多年草で、別名はヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)。
米原産の帰化植物。英名はインクベリー。
熟した実の赤紫色の果汁は、衣服や体に付くと中々落ちない。この特性を生かして、かつては染料・着色料として使われていた。


花期は6〜9月。花が終わると葡萄に似た実を付ける。


アメリヤマゴボウは毒草であり、誤食すると、嘔吐・下痢、痙攣・意識障害が起き、最悪の場合、呼吸障害・心臓麻痺により、死に至る可能性がある。


花言葉は「野生」「万事中庸に」「内縁の妻」


なお、通称「山牛蒡」と呼ばれている山菜があるが、こちらはまったくの別種(アザミ類の根)なのでご安心を。