はてなダイアリーのサービスが終了になるので「電柱詩人」はこちらにお引っ越ししてきたのです。
「電柱詩人(http://d.hatena.ne.jp/ohimesama/)」でお世話になっていた「はてなダイアリー」のサービスが、来春終了します。
詳細:2019年春「はてなダイアリー」終了のお知らせと「はてなブログ」への移行のお願い
ともあれ、今まで利用させて頂いたことに、感謝を。
さて、電柱詩人は、書き手が大変に気まぐれで怠惰であるため、
おおよそ半年に一篇程しか更新をしませんでした。
書き手としましては、今後ともさらに気まぐれで怠惰であるがままに、
おおよそ半年に一篇ぐらいは詩を書きたいと思っております。
ダイアリーが更新出来なくなるわけですから、
書き続けるためには、ブログのお引っ越しをしなければなりません。
お引っ越し先は、同じはてなのサービスである「はてなブログ」にしました。
URLはhttps://ohimesama.hateblo.jp/となります。
つまりは、このブログな訳なのですが。
ダイアリーもしばらくの間は閲覧が出来るようですが、
おそらくは何時の日か、電子の海の泡となることでしょう。
泡が消える前に、次の電柱までいらして頂ければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
Hallo World
小さな箱の中の新世界で
目覚めてしまった
今日の自分に挨拶を
深い眠りの底の古い世界を
置いてきてしまった
明日の私に祝福を
蠢く
仰ぎ見る青い天井はどこまでも高くて
伸ばしても指先は決して届かなくて
届かない自分が悔しくて
掴めない空が羨ましくて
悔しがる自分が悲しくて
憧れの空が疎ましい
ほの暗い闇の中で天を見る
目玉は青い炎を色をしている
仰ぎ見る灰色の天井はどこまでも遠くて
伸ばしても指先は足下にも及ばなくて
届かない自分が情けなくて
掴めない踵が憎らしくて
悔しがる自分が莫迦らしくて
憧れの背中が妬ましい
漆黒の奈落の中で空を見る
目玉は青い炎の色をしている
指の遙か上にも
踵の遙か下にも
数多数多
同じ色の光が
続いている
光も闇も
区別のない
全て昏い混沌
明日は晴れるか、雨降りか
十柱戯
あの
天指して立っている
この場所の象徴の
真下に広がる屋根が
泣き出しそうな空から
守ってくれているのだと
知ることもなく
頭上を塞ぐ天井を
だだ恨めしげに
睨みつけている